今回は消耗品のひとつ、台紙について。台紙は特に酷使されるので、たくさん傷が付いたり、汚れて粘着が弱くなってしまったり、と結構直ぐにヘタってきちゃうんですよね。正規品を買うのも良いけど、いっそのこと自作してみてはいかがでしょうか?結構簡単に作れちゃいます。
まずは材料を調達しよう。
早速、材料を準備していきましょう。
用意する主な物としましては、とりあえず4つです。
①塩ビ板
まずは塩ビ板を調達しましょう。
模型製作をされている方なら、ヒートプレスなどで馴染み深い素材ですよね。
私は東急ハンズで360mm×670mm、厚みは0.4mmのモノを購入しました。お値段は¥467+税でした。
正規品の台紙の厚みは0.2mmでしたので、もう少し薄いほうが良かったのかな?
取り敢えず、今のところは問題なく使用出来てますが、台紙の厚みが変わった分、刃出し量やカット圧の設定などを調整する必要がありそうです。
もしこの記事を見て試してみようと思う方は正規品と同じ0.2mmを選んでおいた方が無難ですね。
②スプレーのり
次に用意するのは、粘着部分を再現するためのスプレーのり。
これは以前購入して所有していた物をそのまま使用しました。
メーカーは”3Mのスプレーのり55”ってやつです。要は低粘着で、素材を傷付けないようであれば他のメーカーでも問題ないと思います。
しかしさすが3M!Amazonでいざ値段を調べてみますと意外に高い!
スプレーのりは様々な用途にも使えますし、まぁ1本くらいご家庭に常備しておくと便利!っと言うことにしておきましょう…。
容量は2種類あるようですが、結構頻繁に利用することになりますので、容量の少ない50mlのミニ缶はお薦め出来ません。
③シンナー
それから糊を除去するためのシンナー。
スプレーのりを吹いて、余計なところにまで糊が付着しちゃうのは良くある事。
余分な糊はシンナーで拭き取ると簡単に除去出来ます。手に入れやすいのはプラモデルの塗装用薄め液です。量販店のホビーコーナーなどで簡単に入手出来ます。
3Mからスプレーのり専用のクリーナーも販売されてますが、薄め液の方が綺麗に落とせますし、塩ビ板を侵す事も無いようです。
④マスキングテープ
そして最後は、これまた模型制作者には超お馴染みのマスキングテープ。
最近は女性などにも受けているようで、色んな柄が販売されているみたいです。
100円ショップにも売ってますので、お好みの物をご用意下さい。
自作のコストパフォーマンスは…
ここまでご紹介しておいて何ですが、意外にスプレーのりが高くて、総額のコスパは余り良くない様に感じます。
でも正規品の台紙は、安いところでも¥1,200〜1,300以上はするようですし、台紙の粘着力が弱くなってもスプレーのりがあれば復活させる事も出来ます。
今回購入した塩ビ版は2枚作れるサイズですので、正規品を2枚、3枚と追加購入していく事を考えれば安く済むと思います。
まとめ
制作の際には、良く切れるカッター、そしてカッターマット、もしくはダンボールなど床や机にカッターの傷が付かないよう下敷きを用意しておいて下さい。
以上、今回はここまで。次回は実際の制作に移ります。
私が作業した際、塩ビ板のサイズが大きく、思っていたより広い作業スペースが必要でした。
更に長めの定規が必須となります。出来れば定規は金属製だと、よりベストです!
この記事で使用しているカッティングマシンはシルエットカメオ2です。