今回はシルエットカメオにカッティング台紙をセットする際のちょっとした工夫。シルエットカメオ本体にほんの一手間加えてあげるだけで、カッティング台紙をセットするのがより楽にになります!台紙に刃が食い込んでしまった時に台紙が横ズレしてしまうのも軽減出来ます。
シルエットカメオ本体にちょっとひと工夫
今回は、本体にもちょっとした加工を加えていきたいと思います。
特殊な加工をするような工作は一切無く、本体を傷つける様な事もしませんのでご安心を。
ものすご〜く簡単に出来ます。
ですが、とても効果的なので是非お試し下さい。
本体にもガイドを設置しよう。
では早速作業していきましょう!
本体には、カッティング台紙を挿入する時の、位置合わせの目安として青いラインが引かれています。
作業といっても、この青いラインに沿ってガイドとなる物を置くだけなんです。
適度な厚みと強度があれば素材はなんでも結構です。なるべくお金と手間を掛けずに済むものが良いですね。
実践してみようという方は、まずは身の回りにあるもので、加工しやすそうな素材が無いか探してみて下さい。
ガイドの作り方
本来であれば、ここで早速カッティングマシンでサクッと切り出せばよい話なのですが、直線に切るだけだし、わざわざ単なる長方形のデータを作るのも面倒臭いので、ストックしてあった大量の端切れプラ板を活用しました。
先ずは、カッティング台紙挿入部の左端から青いラインまでの長さをノギスなどで正確に測ります。
採寸したサイズに合わせて正確に切り出した物を、青いラインと真っ直ぐ重なるように慎重に両面テープなどで固定しましょう。
ガイドの厚みはカッティング台紙より厚ければ良いだけなので、数ミリ程度あれば構わないと思います。
たったこれだけで、台紙の位置決めが簡単になります。
台紙の左側をガイドに沿わせて前方にずらしていき、ローラーと台紙が接触したところで、本体操作画面の ”メディアセット”>”台紙あり” を選ぶだけ。
後は本体がカッティング台紙を自動で定位置に配置してくれます。
この工作のおかげで、感覚に頼っていた配置も、毎回ほぼ同じ位置で本体にセット出来るようになりました。
余力のある人は右側にも同じ工作を
余力のある方は右側にも同じ要領でガイドを設置しましょう。
時々発生するのですが、刃出し量の設定ミスで台紙に刃が食い込んでしまい、台紙自体が左右に動いてしまった経験があります。
でも両サイドにガイドがあればこの現象を軽減出来ますので、素材を無駄にすることも少なくなると思います。
以上で作業完了です。
まとめ
さて、今後はAdobe Illustratorでのデータ作成やプラグインの設定について触れていければと思います。
余談ですが、有料の「Silhouette CONNECT(シルエットコネクト)」という専用のプラグインを購入すると、正規にAdobe Illustratorから出力出来るようになります。
専用のプラグインですから、エッジ部分をわざとはみ出してカットしてくれるオーバーカットしてくれるオーバーカット機能や、Adobe Illustrator上で選択している部分のみをカットしたり、2種類のカッターを装着できる最新機種に対応していたりと、より便利な機能があります。
自分はシルエットコネクトを購入し、クラフトロボプラグインから移行しましたので、コチラについても近いうちに詳しい使い勝手をお届けしていきたいと考えてます。
でも、まずはなるべくお金を掛けない方法で楽しんで、必要最低限の機能では物足りなくなってから次のステップに進むのが良いと思います。
この記事で使用しているカッティングマシンはシルエットカメオ2です。