PLAMAX 1/48チェインバー制作記その6。今回は腕部の作業です。主な工作はクリアパーツ化されていない前腕部の発光部の改修と、リベットモールドの再生です。腕部のパーツは殆どが曲線で構成されていて、更に塗り分けのモールドもないので塗装が完成度を左右します。
前腕部の工作 発光部に蓄光素材を充填
先ずは前腕部の作業から。
今までの作業で、クリアパーツ化された部分は蓄光パウダーを混ぜたUVレジンで複製して置き換えました。
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今回作業する前腕部にも光る部分があるのですが、この部分はモールド処理のみでクリアパーツとして別パーツ化されていません。
なのでココも他の部分と同じように発光する工作を施していきます。
先ずは、溝にUVレジンを流し込めるよう、モールドの溝を慎重にタガネでより深く彫っていきます。
彫り終えたらパーツにワセリンを満遍なく塗って、流し込んだUVレジンを後から外せる様に準備しておきます。
腕部も塗り分けが多いので、別パーツ化して塗装時に外しておく事で他の部分のマスキングに集中する事が出来ます。
流し込んだレジンは不純物が入っているので通常の状態よりも脆く、流動性も悪いため、中々綺麗に溝に流れてくれませんでした。
やっと上手く流し込めても、整形中に何度も折れてしまうので結構大変な作業でした。もうちょっと楽に済む作業だと思っていたのですが…。
心が折れそうになりつつも、トライ&エラーの繰り返しで何とかそれなりの形になりました。
面一になって無いなど、やや不満点もありますが一先ず発光部の工作に関してはこれで良しとします。
リベットモールドの再生
前腕部にはリベットの様なモールドがあったのですが、こちらは一旦削り落として表面処理した後に再生させます。
方法はありきたりですが、モールドを削り落とす前にピンバイスで穴を開けておき、表面処理した後に伸ばしランナーを差し込み先端部を整形しました。
塗装ですが、上腕部は伸縮できるギミックがあるので、それを利用して後ハメできる様にしておきました。
白い部分と黒い部分の塗り分けを先に済ませておき、最後にオレンジを塗ります。
工作を終了して塗装が済んだ状態がコチラ。
ブラックライトを当てて光具合を確認してみても申し分なく光ってます。
良い感じになりました。
上腕部の制作
次に上腕部と肩の作業をします。
特に変わった工作もなく、以前蓄光パウダー入りUVレジンで複製パーツを、クリアパーツの取り付け部分に差し替えていきます。
塗装に関してですが、二の腕部分の塗り分けは2つのパーツにまたがっているので面倒です。
ココもカッティングマシンで出力したマスキングシートを利用して塗り分けました。
肩アーマーの白いラインも塗り分けのモールドが無く曲線になっているので、やはりココもマスキングシートを活用して塗装し、違和感なく塗り分ける事が出来ました。
デカールトレースデータのダウンロード。自由にお使い下さい。
今回制作中のPLAMAX 1/48 チェインバー付属のデカールをトレースしたデータをダウンロード出来ます。
リンクページにある説明をお読みになってからご使用下さい。
[caption id="attachment_1852" align="aligncenter" width="768"] PLAMAX 1/48 チェインバー デカールトレースデータ[/caption]2022/04/27 ダウ[…]
まとめ
ほぼ全身の作業が終了し、チェインバーらしくなってきました。
残りの作業は、パイロットの塗装、武器と拳となります。
武器は最終回を再現できるよう、銃剣?の剣部分を着脱できる様にしたいと考えています。
また、拳のパーツはモールドも甘くキットと劇中では違いがある様に感じたので、思い切って3Dプリンタで自作するつもりです。
以上、腕部の作業でした。
この記事はブログ開設準備中に作業していた過去作品の制作過程となります。
作業中にメモしておいた要点と当時の写真、一部再撮影した写真などを交えて加筆再編集して公開しています。