PLAMAX 1/48チェインバー制作記その8。いよいよ最後の作業、武器の工作です。武器類は劇中終盤のみの登場ですが、このキットには豊富に付属されてます。あのクライマックスの名シーンを再現出来るよう、少しだけ手を加えてギミックを追加していきます。
ライフルの改修
このキットでは、ライフルは非常に単純なパーツ構成。左右張り合わせるだけのモナカ構造です。
チャチャッと組んでサクッと塗装を済ませたんですが、何となく物足りない。
そこで、クライマックスの戦闘シーンにあった、剣の部分を着脱出来るギミックを再現する事にしました。
資料探しの際、放映当時の模型雑誌に着脱部の詳細が載っているのを見つけていたので、これを参考に改修していきます。
設定をよく見てみると、キットでは銃剣接続部のレールが省略されていますね。
ここを再現すれば着脱ギミックも自ずと可能になりそうです。
まるで出刃包丁?銃剣と接続レールをモデリング
先ずはキットの剣部分をバッサリ切断。ライフル、接続レール、銃剣の3パーツ構成になるよう工作を進めます。
ライフル部分はキットをそのまま使用、カットした部分を綺麗に整形しておけば特に問題なさそう。
次に銃剣の部分、切り離したキットのパーツをそのまま利用しようと思ったのですが、ピッタリとパーツ同士が組み合わさる!みたいな正確さを必要とする工作、苦手なんですよね。
ですので、どうせレール部分作るなら銃剣部分とまとめてセットで作っちゃえ!って事で3Dプリンタで出力することにしました。
いつもの如くBlenderでモデリング開始。
それにしても銃剣部分、なんとも凶悪なシルエット(笑)
刃の部分は複雑なモデリングになるのかと思いましたが、いざ作ってみたら結構あっさりと終わってしまいました。
ついでに機関砲のパーツもモデリング
そこで、ちょっと気になっていた機関砲の方も一部ちょっとイジってみようと思いました。
キットをそのまま組むと機関砲の銃身は完全固定となるのですが、この形状で砲身が回転しないのはつまらないでしょ!…って事で砲身部をモデリング。
いや、ホントにただ単に手動でクルクル廻せる!ってだけの自己満足なんですけど、一応別パーツ化した事によって塗装は少し楽できる効果もあるのかな…
それと給弾ベルトのパーツ、ペーパーを掛け難そうな所にヒケがたくさんあって面倒臭いなと思っていたので、ココもついでにサクッとモデリング!
後にして思えば、少しはディテールを追加すればよかったな…と反省しつつも、もうすぐ完成!という逸る気持ちのせいか制作時にはそこまで考えが及びませんでした。
モデリングした武器パーツを3Dプリンタで出力
それぞれを3Dプリンタで出力したものが次の写真。
機関砲の方は、銃身を本体につける際、接続部の軸と本体の接続穴が中心に来るよう、納得行くまで調整します。
ココがちゃんと中心に来ていないと、せっかく銃身を回せるようになっても、回転させた時にズレて全て台無しになってしまいます。
ライフルの方ですが、出力したレールパーツにピンバイスで穴を開けてネオジム磁石を仕込んでおきます。
次に銃剣の方にもネオジム磁石を埋め込みます。
本来はどちらか一方だけ磁石にして、もう片方は磁石ではなく金属でも良いのですが、両方を磁石にすることで、より強固に接続出来るし、接続位置も限定出来るので好んで両方に磁石を仕込んでいます。
パイロット!レド少尉の塗装
完成してしまえば普段は全く見えなくなってしまうものの、絶対手を抜けない部分があります!
そう!パイロットであるレド少尉のフィギュアです。
キット付属のレド少尉、悪くないんですが結構あっさり目な造形となっています。
劇中ではチェインバーと接続すると全身に赤と青のラインが浮き上がりますが、キットの方はそこまでモールドはされていません。
出来るだけ劇中を再現するため、拡大鏡を使って頑張ってディテールを盛込みました。
ヘルメットの形も若干修正して最後にシート?の形にフィットさせる為に少しポーズを調整しました。
最後に塗装してフィニッシュ!今の自分にはここまでの塗り分けが限界ですかね。
まとめ
ようやくすべての作業が終わりました。
今回のこのキットは非常に優秀なので大きな改修作業は必要ありませんでしたが、塗装はけっこう大変でした。
でもその甲斐あって特徴的なチェインバーのカラーリングを再現できたと思います。
次回はチェインバーの完成ギャラリーとして記事UPしたいと考えています。
写真は撮り慣れていないので、大したものは撮れませんが、もし見て頂ける方がいれば有り難いですね。
この記事は、ブログ開設前に書き留めておいた制作メモや写真を再編集して掲載している過去作品の制作記です。
一部新たに撮影した写真なども含まれています。