SMP ダルジャン 制作記その1。SMP「蒼き流星SPTレイズナー」vol.1 ダルジャンの制作を開始します。このキット、とても良く出来ていて頭部など非常に格好良いです。しかしよく見ていくと不満点も…前回のザカールと同じく自分好みに色々工作していきたいとおもます。
死鬼隊のダルジャン、搭乗者はゴステロ!
ダルジャンは「蒼き流星SPTレイズナー」第二部から登場する機体です。
ル・カイン閣下率いる死鬼隊のメンバー、ゴステロの搭乗機で死鬼隊の機体はとても人気がありますよね!
死鬼隊各機はレイズナーのようなSPT(スーパー・パワード・トレーサー)と呼ばれる機体とは違い、MF(マルチ・フォーム)と呼ばれる、用途が特化された機体です。
なんと言ってもこの機体の最大の特徴は、搭乗者は第一部にも出演していたゴステロだと言う事。
このキャラクターが物凄く濃いキャラクターなのはレイズナーを見た方ならご承知の通り。
数々の名言や名場面がありますので、その辺も再現できるようなギミックを仕込んで、見てくださる方々が面白がってくれる作品になれば、と考えています。
キット素組のファーストインプレッション
先ずは素組み状態の360度回転画像を見ていただきましょう。
正直今回はあまり不満が無いんですよね。とても良く出来たキットだと思うのです。
顔もイケメンでメッチャ格好良いしプロポーションも特に不満がありません。
ただやはりサイズの関係から簡略化されていたりデザインをアレンジしてあったりと、少しだけディテールアップしてあげたくなる所がいくつかあります。
そして最も気になったのが、肩と足首の可動軸。
ポーズを変更しているうちに折れてしまわないか非常に不安です。
基本的に自分の作風は可動を活かす方向なので、この辺は後で後悔しないよう、しっかり強度を確保しておきたいですね。
改修箇所の検討。
そうですね・・強いて挙げれば
・各所の肉抜き穴を処理
・上腕の形状がアレンジされていて設定と違うので設定に近付けたい
・肩の関節軸の耐久度が心配。更に銃を両手持ちさせたいので可動範囲を改善させたい
・各所の跡ハメ加工
・可能であればシールドのクローを可動式にしたい。
・抜き型の関係上、モールドが一体化されている部分のディテールアップ
・拳パーツ、レーザード・ガン、バズソーの新規作成。
・肩の死鬼隊マークのデカールを作成
・頭部は設定と見比べても非常に良い造形だが、やはりザカールと同じくコックピットを再現したい。
等々こうして並べてみると、ほぼ前回のザカールと似通った作業内容になってしまいそうです。
作業開始!定番作業、脚の肉抜き穴と後ハメ処理から
では早速作業に入っていきましょう。
このキットのシリーズでは、儀式のように行なっている作業、膝関節の肉抜き穴の処理をチャチャっと終わらせてしまいましょう。
やり方はキットの膝関節パーツをスキャナーに置いてスキャニング。
その画像をトレースして側面図を作成。後はblenderに読み込ませて立体化していきます。
もう慣れたもんでザカールの時より時間は掛からなかったですね。このくらいのサイズだったら出力もあっという間。しかし効果は抜群です。
太ももの合わせ目処理について
このシリーズは太ももの合わせ目が目立つ位置にあります。
当初、ダミーのラインを追加して合わせ目を誤魔化す手法を取ろうと思ったのですが、なんとなくこの方法はダルジャンに合わない気がしました。
そこで両側面のC面に沿うよう分割線を移動しました。
コレで合わせ目を消さなくても目立たなくなりました。
次回の作業予定
次回の工作ですが、このまま脚を進めても良いのですが、非常に気になっている肩関節の軸、そして上腕を先に進める事にします。
大きなテンションが掛かるにも拘らず、なんだか妙に頼りない肩関節の軸は、強度確保と可動範囲改善を両立させたいですね。
まとめ
今回はゴステロ搭乗機だけに、色々な名シーンやセリフが頭に浮かびます。
こんなにイジり甲斐のあるキャラクターは稀ですので、その辺はザカール以上に様々な小物を作って、あんなシーンやこんなシーンを再現して存分に楽しんで行きたいと思っています。
思い入れの強い機体とパイロットですから、存分にレイズナー愛を詰め込んでいきたいと考えています。
ご期待頂ければ幸いです。