SMP ザカール 制作記その2。今回から実作業に入ります。まずは、特に目がいってしまう大きな肉抜き穴がある膝関節パーツを改善して行きます。同時に、太ももの付け根の形状変更や、ふくらはぎのバーニアの変更など、脚部の作業が中心になります。
膝関節パーツの肉抜き穴を処理
先ず最初の作業ですが膝関節から取り掛かることにしました。
パッと見、どうしても目が行ってしまう膝関節の肉抜き穴をどうにか処理することから始めましょう。
ここはちょっと放置ってわけにはいかないくらい目立ちます。
肉抜き穴のある両サイドは一定間隔でスジ状のモールドが入っています。
パテで埋めて乾燥後にモールドを掘っていくのが常道だと思うのですが、正直いって両脚分、2回も作業するの面倒臭い。一個だけ作業して型取り複製するのも煩わしい…。
なのでモデリングして3Dプリンタで出力してしまうことにしました。
パーツをスキャナに直に置いて取り込み、サイズを確定しつつイラレで平面図を作成。それを基にBlenderでモデリングして行きました。
どうせ表面はペーパー掛けしなければならないので、モデリングの段階では若干カクカクしてても問題ないでしょう。
因みにこのパーツは左右とも同形状みたいなので、3Dプリンタだと複製して出力するだけだから楽チンですね!
モデリングが完了したら早速出力。
出力が完了したものを実際に組み込んでみた状態が次の写真。
関節軸との合いも特に問題なく、可動させてもキツくも緩くも無く丁度よい感じに出力できました。
これだけでも随分と見違えて雰囲気良くなりますね!
余談ですが、他の死鬼隊の機体も膝関節パーツに同じような肉抜き穴があって、もしかしたら共通で流用出来るかも!と淡い期待を抱きましたが、それぞれみんな形状が違っているので都度作らないとダメそうですね…面倒くさっ。
股関節付け根の形状を変更
太股を股関節部分と接続する上部の付け根パーツの形状が角張りすぎていると感じたので、少々丸みを持たせるためプラバンを貼ってから削り込んで丸みを付けてみました。
本当なら、球体状に作り直したかったので3Dプリンタで作り直そうかとも思ったのですが、この部分は強度を保持したいところなのでキットをそのまま使うことにします。
腰のサイドアーマーとの兼ね合いもあるし、ほぼ見えなくなるのでこんな感じで充分でしょう。
ついでにフンドシ部分の裏側の肉抜き穴もパテで塞いでおきました。
ふくらはぎ部分のバーニアが残念な形状…新規作成!
次の気になる部分はふくらはぎの2連バーニア。
なんかただ単に輪っかが二つ並んでいるだけで何とも貧相で寂しい感じ。このままではバーニアだと言われなきゃ判り難い状態。
閣下が搭乗する機体として相応しいスペシャルなバーニアに!っという事でこれまたBlenderでモデリングして3Dプリンタで出力。と言うか丁度良い大きさのジャンクパーツが見つからなかったので…
閣下の身体及び操縦能力に合わせて、最強SPTと言う事もあり他よりも高出力なはず!なのでギリギリ目一杯の大きさにモデリング。スペシャル感を演出します。
元のパーツを外した所に被せて装着出来るよう、何度か仮出力しつつサイズや形状、角度など決めて行きました。
出力して仮装着した時の写真がこちら。
適当なジャンクパーツのバーニアが見つかればもう少しサクッと作業が済んだと思いますが、仕方ありませんね。でも結果的には出力して良かった気がします。
まとめ
今回作業した箇所だけでも随分チープさを払拭出来たと思います。
次は足首の作業をする予定です。ここも肉抜き穴の目立つパーツがあるのと、アンクルガードが固定なので改善して行く予定です。